こんなストーリーを上げて…
続きを書こうと思ったけど、長くなりそうだったからブログにした。
そう。このカレー!娘を連れつ行きたいカレー屋さん!
遡る事28年前!専門学校に入学する前日にバイトの面接をして、入学と同時にバイトしだした喫茶店。株式会社サカイという会社だった。そして卒業までの約1年ほぼ毎日のように働いた。
阪神淡路大震災の直後も働いた…あのお店!
カレー屋はそのバイト先の姉妹店!友達が働いてたり、友達の彼氏が働いてたり…で食べに行ったことはあった。
そして、就職が決まり…バイトを辞めた。そして美容師人生が始まった。始まって…楽しさ5、精神的苦痛2、身体的苦痛3…てとこだろうか。
今みたいに労働者が守られる時代ではなかった。
帰るのは、いつもギリギリダッシュで終電に飛び乗る時間!8時半にはお店に着いて、帰るのは24時…それはまだ全然耐えれた。
17歳の私がどうしても耐えれなかったのは…自分の父親ほどの年齢の先輩にチクチク、嫌味を言われたり…ちょっとしたミスに対して「土下座してもらわないといけないくらいな事だよ!」って言われたり…。結局は暇な美容師が売れっ子美容師のアシスタントをして忙しく働いてるのを見てスタイリストには言えないから私に暇つぶしの如くチクチク嫌がらせをしてくるんだと、17歳の絵梨香は分かっていた。「そんなんだから指名はいんねーんだよ!」って心の中で思っていた。
今だったら「パワハラ」って言葉があるけどね…その頃は耐え抜くしかないんだ…って思ってた。
最初は「こんな大人になんかになんか…こんな美容師なんかには絶対ならない!」って思いながら耐えていた。
そして、目がかすむようになってきて…病院行ったらストレスですね…って。「いやいやストレスなんて誰にでもあるわ!」と思いながら出勤し続けた。
【遠くは普通に見えるんだけど…近くがこんな感じ⬆︎⬆︎⬆︎に見えるの。】
そしてついに…朝出勤の時、電車に乗って西宮北口の駅で降りないといけないのに扉が開いても降りれなくなって…最寄駅を通り越して神戸の方まで向かっていた。ついにやってしまった無断欠勤1日目!そして2日目…同じく駅で降りれず無断欠勤。(あ!当時携帯電話なんて持っておらず家電しかなかった)携帯電話がないから職場から連絡がきてるかもわからない…。
17歳絵梨香!やっとそこで「どうしよう!このままじゃ来月家賃が払えなくなる」と自分がヤバい状況な事に気づく。それでも、3日目…同じく店に向かうが結果また駅で降りれなかった。
「いや、もう流石に戻れない。3日目無断欠勤したんだ…もう戻れるわけがない!明日こそは電話して辞めないと」って思いながら帰宅したら…家に店長が来ていた。
「出田…どうした??嫌なことでもあったか??」と優しく来てくれるヤマダ店長!それでも「あの、フジワラが嫌がらせしてくるんです!嫌味を浴びせてくるんです」とは言えなかった。
「明日からちゃんと来れるか?みんなには俺がちゃんと、普通に何事もないように受け入れるように話しをしておくから明日は来いよ」と言われ、次の朝、店に向かった。でも結果西宮北口で降りれなかった。「終わった…最後のチャンスを逃してしまった。ヤマダ店長の優しさを無駄にしてしまった」と…梅田に戻り梅田の地下街を「どうしよう…明日からどうしよう!」不安な顔をしながら…変なオーラを放っていたのか!今思えば相当な「どんより絵梨香」だったのかもしれない。
心斎橋のひっかけ橋ですら…ナンパもキャバや風俗のスカウト、客引きにさえ声をかけられた事もない私が…その日、梅田の地下街で…汚いオッサンに声をかけられた。「おねえちゃん…一緒に遊びに行こうか?」としかも、無視して過ぎていくと、また、別のオッサンに…「おねえちゃん…」
え!ヤバいヤバいヤバい!なに?なに?そこで我に帰った!あかん!このままじゃあかん!私めっちゃ変なオーラ出てたんや!あかんあかんあかん!
て…話しが随分長くなりましたが…
【ついに登場!!カレー屋ミンガス!】
そうなんです、その時よっしゃ!このままじゃあかん!ブッチしてしまったもんはしゃーない!切り替えて行こ!って…
その足で、以前バイトしてた喫茶店ミンガスの姉妹店カレー屋ミンガスに親友の彼氏がいる!と勢いで向かい…「ねー!お願い!働かせて!」と「めっちゃ働くから、お願い!」と。
そしたらあっちも「キタ━━━━━━━━━!とばかりに」「隣のコーヒーショップにも入ってくれ」と。
うん!うん!なんでもやる!!
そんなわけで次の日から…朝6時から出勤ラッシュでピークなコーヒーショップ…12時からランチタイムでピークなカレー屋さんで働かせてもらった。それを聞きつけた最初にバイトしてた御影のミンガスの店長にも梅田から御影の移動時間の時給もだすからこっちにも入ってほしい…と、ピークを過ぎたカレー屋をあとに御影のミンガスへ!
美容師時代よりめちゃくちゃ稼いだし…なにより楽しいし!と…1年くらいバイト掛け持ち生活を続けた。
結果…ちょっとまて!私はこのままでいいのか?美容専門学校出してもらっておいて、このままでいいのか?と、考えた18歳の絵梨香。
居心地の良さだけで、私はここにいていいのか!?
と、そこで、美容師に戻る決意をする。
今思うと…私は、潰れるまで耐えずに、ギリギリで【逃げた】から切り替えて前に進めたんじゃないか…前に進む力を残して【逃げた】からそこからまた働いて普通の生活ができたんじゃないか…と。
職場が嫌で鬱になり…そのあと自殺した…
とか、過労死したとか…ニュースを見たり、話しを聞くたびに…
命と引き換えるほどの事だったんだろうか??
仕事なんてそこしかないわけじゃないのに…
そう!【逃げる】って言葉はなんかプラスの言葉ではないけど…結果病んで命を落とすくらいなら次に進める気力を残して逃げればいいんじゃないか!!と。
【あ!ちょっと嫌な事が有れば逃げる…みたいに逃げ癖がつくのはそれはそれでいつか、また大変になるからそう言う事じゃなくて…。】
【逃げる】事は決して悪い事じゃない!ただ逃げるタイミングと逃げ方は考えた方がいい笑笑
そう、カレー屋ミンガスの話し第一弾は終了で…カレー屋ミンガス第二弾は…絵梨香妊娠の巻!です。
カレー屋ミンガス物語じゃなくて、カレーそのものの思い出話しを少し!
ミンガスのチキンカツはほんと美味しかった。なんとなく…チキンカツが当時より小さくなった気もするけど笑笑自分の胃が大きく強くなっただけかもしれない。賄いで流石に毎日カレーは食べれない…そんな時は白ごはんにトッピング用の具材をおかずに食べてました。
最大のポイントは、この白菜のピクルス!
コレがほんと美味いんだ!追加注文しました笑笑
バイト時代もこのピクルスが好きすぎて…ピクルスだけをおかずに白ごはんを食べていた。
この懐かしいピクルスに辿り着けた事がめちゃくちゃ嬉しかった。
システムも場所も変わったけど。変わらない味にめちゃくちゃ感動した。
第二弾もぜひ!!